12年11月3日 の記事

12年11月3日

歌あり、涙あり、笑いあり、「人間力」を大いに語り合った出版記念集会

栗本スエコさんの「アカシアの花」出版記念祝賀会を開きました。(実行委員長大本よし子)

本稿で以前紹介しました「アカシアの花」は、中国革命戦争を生き抜いた栗本スエコさんの回想録です。歌あり、涙あり、笑いあり、の楽しい集会でした。

「アカシアの花」出版記念集会=開会のあいさつ 大本芳子
きょうは文化の日ということでいろいろ行事の多い中、皆様におかれましては、アカシアの花出版記念集会においでくださいまして本当にありがとうございます。実行委員会を代表いたしまして、厚くお礼申し上げます。申し遅れましたが私は、日中友好協会倉敷支部の副理事長を務めております大本芳子でございます。
私ごとですが、今から38年前私が初めて倉敷市議会議員になったとき、当時岡山県会議議員だった栗本泰治さんのお宅へ議員心得や、いろいろのことの教えを乞いによく行かせていただきました。
スエコさんは、そのたびに「夕ご飯食べて帰られい」と言っておいしい料理を作ってくださいました。
夕食をごちそうになる時、いつも中国での体験を話してくださいました。私はその体験談が聞きたくてよくお邪魔しました。「忘れないうちにそれを書いたら」私は、そうおすすめして来ました。このたびは、私のその思いが実現し自分のことのようにうれしく思っています。

ところで、日中友好協会倉敷支部では、中国をより知り、友好をいつそう前進させるため文化講演会を連続して開いてきました。先月の講演会では日中友好のため尽力された「岡崎嘉平太の生涯」と題した講演会をしました。この講演会には台風接近という悪条件にもかかわらず、80人もの人々が来てくださいました。その中で出された参加者の方は、「尖閣問題で最近日中関係が険悪になった折こそこういう草の根の活動は必要だ、これからももっとこういう講演会をしてほしい」などの意見が多く出されました。中国で有名な言葉「水を飲むときには、井戸を掘った人のことを忘れるな」という言葉があります。日中友好の先駆者岡崎嘉平太さんが井戸を掘った人なら、広い意味で栗本スエコさんも井戸を掘った人の一人だと思います。今日はその栗本スエコさんに激動の時代を生き抜いてこられた中国での体験もお聞きしながら、この会が「若い世代への生きる応援歌」になればとよくばった願いも込めました。用意いたしました料理はささやかなものですが、お飲み物は「飲み放題」の企画といたしましたのでごゆっくりご歓談ください。実行委員会の開会のご挨拶といたします。

高齢で祝賀会に参加できなかった、ともに中国で看護婦として働いていた友人からのメッセージをご紹介します。

「アカシアの花」の出版おめでとうございます。中略~ 何もわからず中国に旅立ち、中国革命の渦中に巻き込まれ、八露軍、人民解放軍と行動を共にした10年間が愛おしくてたまりません。それを思い起こしながら、この体験を生かしこれからも真っ直ぐに前を向いて生きていこうと誓っています。~ 花アカシア国隔たりて知己のなし 孤児の眼に二つの母国寒き背な(海南市・保世)

「アカシアの花」出版記念集会おめでとうございます。中略~筆をとること、歩くこと、思うようにならなくなった身体ですが、私はまだまだ負けません。あのときの事を思えば、まだ10年!いや15年!は頑張ります。お集まりの皆様も一緒にがんばりましょう。(佐久市・富貴子)